吉川社長の今月の言葉


2009年11月の言葉“朝食(はじめ)よければ1日(おわり)よし”

50年間社長業を続けられる秘訣は何?と聞かれます。
その絶対条件は、財力よりも知力よりも身体が資本です。
これはどんな時代が来ても変わらないことだと信じています。
何にも耐えられ、何でも乗り越えられるのは、すべて体力。すなわち身体です。

夢が持てたら、希望が持てる。
希望が持てたら、努力ができる。
努力ができたら、我慢ができる。
我慢ができたら、なんでもできる。
なんでもできたら、怖いものなしの自信ができる。
そこまで来るには、丈夫な体が必要。

若いうちは、これから一生分の仕事をやり切るためには、不規則な生活、寝不足、過労をモノともしない生活づくりによって、でき上がる身体が夢を握る秘訣です。

先月お話したとおり、私が体操をしながら、たくさん食べて痩せられたということは、太らない方法よね。
今月は仕事をしている女性に必須の朝食を紹介するわね。
下の写真を見てみてね。すごく食べるでしょ?
これだけ食べると自然と心が「頑張ろう!」ってなるよ(笑)。
そしてね、これだけしっかり食べると、昼食とか夕食の栄養を気にせず、外食でもできるだけ防腐剤の少ない、その場で作ったエネルギーになるものだけをいただけば大丈夫よ。

吉川幸枝の朝食

吉川幸枝の朝食

ある一日の朝食の写真です。たくさん食べるでしょ?(笑)メインディッシュのお肉は、毎日日替わりで、上質タンパク質をふんだんに摂ります。詳しいメニューは下をご覧ください。

朝食のメニュー

のっぺ汁
里芋、レンコン、しいたけ、人参、厚揚げ、ゴボウ。
味付けせずに大量に作っておき時には味噌汁、時にはのっぺ汁にします。
筑前煮
ちくわ、しいたけ、厚揚げ、ゴボウ、レンコン、ニンジン、栗、銀杏。
煮和え
人参、レンコン、昆布(だしをとった後の)、しいたけ、アゲ。
別々に少量の油で軽くいため、全部混ぜて、砂糖、塩、酢で味漬けする。

この三種類は全部下記の材料からできます。
材料

だしも大切ですね。だしは前日の晩に3回とります。

一番だし
沸騰五分、味噌汁はこれで
二番だし
明日のための白煮用、煮物用
一番だしをこした後、同僚の水と酒を入れて15分炊きます。
三番だし
二番だしをとった後に、また同量の水と酒で煮立てる。20分ほど。煮物に使用する。

3回だしを取ると、色も薄くなるし、味の薄くなります。お味噌汁やスープは一番だしでいただきますが、煮物の時は煮るので水分が飛んで味が濃くなるでしょ?だから、二番だし、三番だしで十分よ。

だし 【材料】
●水5合、
●酒1合、
●鰹節20グラム
●昆布5センチ角3枚
●だし煮干し8匹

※左の写真の煮干しを見てみて、細かくなっているでしょ?煮干しは密封容器に入れて冷凍しておいて、使う分だけ出して手で揉むと、バラバラになり2.3ミリの細かい状態になります。それを使うと、素早くよく出るわよ。

 

煮豆
新生姜
梅干しを漬けた折の梅酢を保管して、いろいろに使用
御飯
発芽米を2種類、麦、赤米、黒米、そば、粟(またはひえ)、そして米、そこへ大豆とか小豆、季節のもの(生姜の細切り)など
ゴボウの胡麻和え
右のすりごまを使って作ります。
すりごま
必ず毎日、2種類を擦った大サジ山盛り1杯の胡麻和え
お味噌汁

あとは常に作ってある保存食として下記があります。

金山寺味噌 金山寺味噌 わさび漬
金山寺味噌は、乳酸菌の宝庫。上質タンパク質酵素の種類はヨーグルトの5倍以上よ。
身体中のさび止め。抗酸化の作用が強い食べ物よ。

どうだったかしら?綺麗なお料理教室のようなお料理じゃなくてごめんなさいね。どれも普通の料理だけど、できるだけ多くの種類の食べ物をとることが身体をつくるために大切なのよ。それに、バランス良く栄養を取ると太らないわよ。

これだけ朝作って食べようと思うと、前日の仕込みも必要ね。また、頭の回転も速くないと時間がなくなるわね。料理を作るのも、仕事することと同じ大切な条件が一杯あるよね。
私がなぜ社長業を長く続けられる秘訣として、お料理を紹介したか?というとね、料理と仕事に共通点がたくさんあるからよ。手早く美味しいお料理を作るには、段取りと感性と工夫が必要よね。これは脳の働きの全般をつかさどると言われている前頭野をすごく使う作業なの。前頭野を使っているとボケないし、いつまでも若くいられるのよ。プロフェッショナルな人たちが高齢になっても、若々しくいられるのは常に前頭野を使っているからよね。
私が知っている仕事のできる女性の経営者はほとんどと言っていいほどお料理が上手よ。お料理と仕事が同じように前 頭野を使うことは医学的にも証明されているの。だから、いっぱい前頭野を使って手作りのお料理を作ろうね。

家事の中で前頭野を働かせるののはお料理だけじゃなくて、お掃除もあるわよね。今は掃除機になって、ぞうきん絞りやぞうきんがけをしなくなったけれど、ぞうきんがけの姿勢はヨガでも金魚運動と言って、背骨の体操にもなるのよ。右左交互に雑巾で床を拭いてみて!?身体が金魚が泳ぐ時のように左右に曲がるでしょ?ボケ防止にもなるから是非お料理の手作りと拭き掃除をしようね。

こんな現代のシーラカンスの私だけど、お化粧は19歳の若い子に教えてもらっているのよ。今は秋色のメイク。冬には温かい冬メイク、春になったら綺麗な色、夏になったら明るい色のメイク。こんな風に若者から教わるのは外側のこと。メイクや話し方、ファッションなど。若い人から“若さ”をプレゼントをもらっているの、だから私は自分の中にあるものをプレゼントするのよ。

来月は孫たちも大好きな手作りおやつのお話をするわね。おやつにこれを食べたら、夜はおにぎりだけで済ませても大丈夫というぐらいのおやつよ。楽しみにしていてね。

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