【2012年12月の言葉】


“正気”

墨絵

元気、勇気、活気、正気、景気、不景気、悪気
“気”という文字は多く使われている。
全て人間が起こすものには“気”が使われているのよね。

他に、“期”を得るという言葉がある。
それは他力であり、地球からの力であり、
他からもらった力よね。

その中でも正気になったという“正気”は気の中の王様である。
これが掴めるかどうかで決まる。
気を持つだけじゃなくて、鍛錬して掴む!

私もね、一生懸命鍛錬した時があるの。
足を怪我したのが元で、歩けないほど痛くなったの。
手術をすれば治るけれど、元には戻らなくなると言われたの。
元に戻すにはどうしたらいいか?と聞いたら、
痛さを乗り越えて、辛さを乗り越えて、
専門のトレーナーについて、
毎日、筋肉をつけるトレーニングにいそしむことだと言われたのよ。

毎日、毎日、すべきことがたくさんある私のハードな生活の中に
取り入れるのはとても辛いことだと思ったけれど、
やっぱり自分の体を優先しようと思って、
やっぱりチャレンジしたくて、自分自身を信じれたから、
道のりは長くとも、絶対治して見せる!と先に決定してしまう!(笑)

それが大事なのよ。
大丈夫かしら?とか、
そんなこと、私にできるかしら?とか、
言えば、もう絶対できなくなるのよ。

その言葉の恐ろしさと、心で思うことの恐ろしさを知っている私は、
がんばって治る!という信念の元に行動し始めて、治る道が開けました。

それは、体操している真っ最中であったり、行動している時の何かの拍子に、
「“正気”これが王様の気だ!」と、
“気”中でも一番尊い“正気”というのを掴んだ時があったの。
これさえ自分が持てば、絶対治ると思った時があるの。

それは戦っている真っ最中に感じとれるものだと思う。
そして、今、お医者さんから峠は越えましたね言われた時は、嬉しくて“正気”を持ったことを感謝し、皆さんに話したくなって、今日は書きました。

これをどこで作るかというと、筋肉と脳です。
だから心身です。
心身共に働きかけて、正気を握る。
気を失ったり、自分を失っていた時に“正気に戻る”というけれど、
勇気や元気に戻ったとは言わないでしょう?

それ程のものだから、正気は本当に凄いものなの。
正気というのは気の中心であり気の王様なの。

正気を掴んだ人達は、金メダルをもらった人達だと思うの。
野球選手のイチローや、体操選手の内村航平選手など金メダルを取った人達は、この“正気”を掴んでいるんだと思うのよ。

世の中で金メダルが取れるのは、スポーツ選手だけでしょう?
それはなぜかというと、筋肉と頭の脳(心)のトレーニングだからですよ。

“王様の気”

正気の沙汰ではない。
正気に戻った。

のように、特殊な時に使われている。
これは間違いなく、正気という言葉はただの“正しい気”ではないと
知っておくべきであると思うわ。

金メダルを取った人は体感・体験できているけれど、
本当の意味の“正気”を握るというのは至難の業かもしれないね。

これは本を百万冊読んで、勉強を10年やったとか、経済社会でお金をたくさん儲けたとか、そういう時に起こる“気”ではなく、損得抜きのところで鍛錬したり努力したりして、神業的な技ができた時に体感・体験できるのが“正気”です。
科学とか医学とか、宇宙学からでも出てこない力だと思う。
人間の脳の中に、何よりも強いものを誰もが公平に持ち合わせているはずよ。
それを、活かせるか活かせないかは、その人個人の使い方で決まるのよ。

私はまだ途中よ。
気付いただけだから。
でもね、90歳までにこれを使えるようになれると信じてるのよ。
吉川幸枝

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