【2011年6月の言葉】


“本物の力”

私の仕事は“食”です。
人の命を作る源の仕事です。
だから、命に対し、本物を探してその力をいただくことに執着して、しつこくしつこく探し回っています。

今日は、私の父の故郷である岐阜県の根尾村より奥の、徳山の方の山菜を紹介します。

時代劇でよく、病人をかかえた家族が、
朝鮮人参欲しさに罪を犯す話がありますね。
それは、病気回復に必要なものが、
山菜で充分に補えるものです。

土の中、特に山の土の中には、
人間と命あるもの全てを育てる力が多くあります。
山のものは、今年芽を出し、
成長した場所には二度と芽を出しません。
山菜が土の中のセレン(微量栄養素)を取ったあと、
どんなものも、もう生えないのです。
強いウドなどの後は、しばらくは雑草も生えないし、
朝鮮人参の場合は、20年ぐらいは
そこには何も育たないから高いのです。
1本百万円もするのです。

朝鮮人参と山菜って全く別のもののように、私たちは考えていたんじゃないかしら?
今、自然の三歳にもう一度目を戻してみましょうね。

土の中のエキスを全部吸い取って、育っているのです。
土の中のセレンは、人間の一番大切な遺伝子の働きを決定づけます。

例えば、病気を治そうという免疫力と称されるそれも、遺伝子の働きでそれを強くするように決定づけたとしたら、
早く治りますね。
そんなことが山菜の力です。

私たちが一番大切にしなければならないのは
土からの栄養と、太陽の力と風の力と水の力。
これが全ての生き物に対し力付けをしてくれる最大のものです。
それをふんだんに取り入れるために私は貪欲にこんなことをしています。

私も朝鮮人参なのかな〜?と時々思う。
私の仕事した後は20年ぐらい何も誰もできないんじゃないかな?(笑)

“あく”こそ力なの。
以前にもこのことを書いているわよね。下のページを見てみてね
2004年12月の言葉「“あく”こそ力の素」>>

自分で“あく”が強いって書いているでしょう?
“あく”は、どんな毒も消してしまって
あくの力で栄養に結び付ける力があるのよ。
これこそ私だと思っているから、
無茶苦茶嫌われてしまうこともあるのかなぁ。
でも、人を助ける力もあると思うがなぁ(笑)。

あくの力が欲しい時は遊びに来てね。
きっと感じるよ。

今、困っていることがあったらさ、吉川幸枝井会いに来てみて。
あくの力であなたの困っていることを、全部洗い流してサラサラにしてしまうよ。

時の流れに流されず、流行にも流されることなく
世の中の不況にも流されず、勢いこそつけて生きてる。
素敵でしょ〜(笑)。

全ては本物の力。
自分を本物にしてね。
何にも負けないものは本物よ!

かごにいっぱいなのはヨモギよ、これを使ってヨモギ餅を作ったわ。
一年分ね。
これで、来年まで間違いなく元気よ!ふふふっ(笑)。

山の幸、海の幸をバランスよく食べていれば、仙人のように生きられるんじゃない?
病気も心の病もない、素晴らしい世界に行けるよ。
私は山の中に閉じこもったりしないで、現代社会の中の仙人になろうかな〜と、
実行のみある心掛けしています。

よし川幸枝

 

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