【2010年8月の言葉】


"この世に若さにかなう宝は無い"

墨絵

若い手

これでいいと云う心にならない
将来の夢を握っている

まだまだこれからよ
やらねば
戦わねばならぬ

年齢でもなく
形の良いでもなく
心の若さで
そんな力を一ぱい握ってる

私も今も
そんな思いで
力一ぱい握りしめ

幸枝

“この世に若さにかなう宝は無い”

若さと私。
先日ね、孫と一緒に私一人だったらとても入らない雰囲気のお店の集団のところへ買い物に行きました。
売り子さんたちもほとんどが10代。
そこでね、私、10代の子たちを見なおしちゃった。
すごく力強く感じたの。
この子たちが大人になると日本も良くなる!と思えた。
経験なんてどうでもいい。
それよりも、自分の人生・将来を見つめて「何をせねばならない」と夢を持つ姿勢だと思う。
それを絵に描いて見せられた日でした。

「今から1時間、お店の中の全てのものを半額にしま〜す!」
と大きい看板を頭の上に乗せて「皆さん、どうぞどうぞ〜!」と呼びこむ。
それは10代の女の子には思えないほどの迫力があったわ。
人生の経験がある私も思わず引きずられて入っちゃった(笑)。
それも、一店舗だけじゃなくて、
10店舗ぐらいのお店が一斉にそれぞれ異なった呼び込みをするのよ。
全部入りたいぐらいだった。

そこでね、気にいった洋服があって買ったんだけど、
そこの洋服はまだ胸がない年齢の子たちが着る服だから、
私は両脇を10センチぐらい広げてようやく着られました。
今、流行りの背中の出るロングスカートの2枚重ねのドレス。
その上に上着を羽織って着ているとね、
「20歳ぐらい若くなったね」「かっこいい!」とみんなに言われます。
中のドレスは7千円。上に着るジーンズのディオールは25万なの。
下の写真を見てね。ぴったりじゃない?

これって、まるで私と孫ね。上のジーンズが私、ドレスが孫。
すごくどちらもイキイキ、マッチしちゃう♪

このときね、25万の上着に対して下のドレスから抗議されているような気がしたの。

「お前、たいしたことないな〜。私の白いレースとドレスがお前を助けとってやるだろ?
だから、お前のジーンズも上下揃えで着るより、私と着る方がよっぽど良く見えるし、
さわやかで若いだろ!?」

これは、私の人生に対しての抗議だと思ったの。
でも、それを素直に受け取ろうと思う。
だから、私は商売のやり方・あり方も全く変えようと思う。
これよ!これ。
現代に蘇った!

今までの私の姿は、ディオールの上下の中にディオールの20万のTシャツ。
それを、いかにも普段着らしく肩で風切って歩いていた。
恥ずかしくなりました。
私の仕事も、いつのまにか原点を忘れそうになっちゃってたのよ。
何が大切で、何が必要か?

私の年齢で、14,5歳の子が着る洋服を着こなした時、
若い子からの抗議を吸収して、認めたことになるでしょう?

高いジーンズの上着は、私の今までの経験を吸収してマッチさせたのだから、
とても調和だと思うので、こんな風にして若い人と先輩が調和しあったらどうかしら?
私はそんな新しい夢に向かうことにしました。

「今の若い人は・・・」なんて、いうことは言うべきではないな〜と思う。
彼、彼女らは経験が無いがゆえに先が見えず、
その先に対する不安感にチャレンジするエネルギーが大きい。
そこがとても尊いと思うの。
私は今後「これだけ生きてきた」「これだけやったんだ」など、
先が見えてしまっているような生き方は絶対にしないと思ったわ。
あの人たちと同じように、やらねばならぬことをやって、
目の前の扉を開いてみたらとんでもない新しい物が見えたりする・・という
新しい1日1日を夢見て、チャレンジの世界が始まっちゃったんです(笑)。

彼女たちは、髪も茶っ茶にして、頭に何かをいっぱい付けて、
まつ毛もたくさんつけるから目の周りは真っ黒。長い爪もネイルでキラキラ。
そんな姿だけを見ると、「それで掃除ができる?ご飯が炊ける?それで何をするの?」って思っちゃう先輩は多いと思うし、その姿を絶賛する先輩は少ないわよね。

そこでね、私もやってみたの。爪を伸ばしてネイルもいろいろつけてギラギラやってみた。
でも、お米もかせるし、料理もできる。雑巾がけだって、洗濯も石鹸をつけて手でモミモミもできるのよね。
「なんだ、何でもできるんだ!」ってわかったの。
だから形にとらわれないで!中身が大切よね。

「時の流れに身を任せ〜♪」っていう歌があるけど、全くその通りね。
この“任せ”に意味があるのよ。
“任せてもらえる人物になろう”ということよね?
流れに乗せて運ばれていく弱い人物像ではなく、
その時代の責任を取る・・・の責任の“任”、任せられる人という意味じゃないかな〜?
私はそんな人になろうと思う。

よし川幸枝

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