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ありがたい二人の神様

この事件で、私は二人の神様に救われました。
1人はこの臼田部長さん、そしてもう一人は偶然乗り合わせ、同じ名古屋で降りた税理士の男性です。その方は私にご自分の携帯電話番号が書かれた名刺を2枚渡してくださって、「涙が出るほど気の毒な目に会っておられるので、何かありましたら私に連絡をくださいね。全部見て、聞いておりましたので、しっかり弁護させていただきます」とまで言ってくださいました。

その言葉通り、その後すぐにその日の出来事を時系列に書き起こした数枚にわたる書類を作り届けてくださいました。「いつどこに呼び出されても、この生々しい記録は忘れることはないので安心してください」とことづかりました。本当にありがたいことです。

当日は診断書と炎症を抑える薬と安定剤をいただいて飲んで寝ました。

翌朝も東京での予定のために名古屋駅に向かいました。試しに、、、と改札で「時間が無いので中で買いますので」というと「はい!」とすんなりと証明証を頂くことができ、新幹線の中で切符を買うことができました。昨日と今日、なぜこんなに違うのでしょう?そして車掌室に行き、いろいろ質問をしました。その中で「私は無賃乗者に見えますか」と尋ねるとその車掌さんは笑いながら「こんなゴージャスなお派手雰囲気の方が、わざわざ目立って無賃乗車をするなんておかしいですよ。無賃乗者はそんな人じゃないですよ」といいます。おかしいですね、昨日と同じ格好なのです。

当日の服装の写真はこちら>>

確かにその日は上記の写真のようにカジュアルなジーンズをはいていましたが、洋服やカバンや靴など総額350万円以上も身につけている人が無賃乗車するでしょうか?このジーンズも可愛いでしょ?こんな可愛いい恰好をしている人を捕まえないで欲しいわ。あの日、私は焦っていたため、3つ持っているうちの2つの携帯電話を始め、ブラックカードも入ったカードケース一式、保険証やお金も忘れてきてしまって、戻ってきてないの。悲しいね。

当日の格好を再現してみたのはこちら>>

当日と同じ格好をして写真に撮ってみました。バックもいいものばかりでしょ?使いやすくてしっかりしているのよ。ヴィトンはあまりに可愛いから、見せびらかして歩いているような私が無賃乗車をする?(笑)。靴だってウンガロのとっても素敵なものを履いてたのよ。白い紙袋の中身はお弁当。新幹線の中で食べようと思って買ったの。ま、確かに荷物はちょっと持ちすぎておばさんに見えるかしらね(笑)。

その日は、座席にゆっくり座っていても、東京駅のあの改札を通る時も嫌な思いです。
私は大阪への1時間でさえグリーン車を使わせていただいているぐらいなのに、あの扱いはなんだったのでしょう?月に何度も新幹線に乗っている私がなぜ無賃乗車をしなければいけないのでしょうね。

6月半ば13、14、15日ごろ雨が続きましたね。その日も大阪に向かう新幹線の中にいたのですが、揺れに伴ってどうも首と背中が痛いことに気づきました。4,5日前からムカムカとしていたのもあったので、もしやと思い名古屋に戻ってから第二赤十字病院の整形外科の深谷副部長に診察を受け、CTやレントゲンを取ってもらうと、頚椎の下が炎症を起こしていてムチウチ症状だというので、緊張を解きほぐす薬をいっぱいもらい、シップを貼ってもらって帰ってきました。先生曰く3、4日はしっかり安静にしていないと長引くからね。ということでした。

お話を聞くと、私のあの時のような場では人はすごく緊張をするそうです、そんな時に暴行を受けると10〜20倍もひどくなるというのです。実際29日の今も、二つの病院で自分の身体を癒しています。

事件や事故は悲しみを生む

私が求めているのは、人の命を運ぶ大切なお仕事をしている会社が人を傷つけたり、組織の力で事件をもみ消すことを続けていると、もっと大きな事件へと通じていくことになるやもしれんと気に病んでなりません。こうした心が従業員さんに蔓延し事故を起こしているように思えます。

嘘でもみ消しても、もみ消しても、悲しんだ人の真実の心や想いまでもみ消すことはできないはずです。それがもっともっと大きなものとなっていろいろな事件や事故が引き起こされていくものだと思うだけに、JRさんの事故防止のためにも、社内教育をやり直していただきたいと思うのです。事件や事故は悲しみを呼びますから。

是非、企業としての姿勢を正していただき、真実の心でお客様に対して事件を処理して欲しいと切に願うところです。

今回のことで、私のような例は他にもたくさんあるのかもしれないと気づきました。お金や力が無く、泣き寝入りしている人もいるかもしれません。今回のような不思議な事件に私がめぐり合ったということは、何か役割があるように感じています。

この事件のことをお店のお客様にお話すると「JRの上客である社長さんがわざわざそんな目にあったということは、何かあるのでしょうね。しっかり答えを出してくださいね。楽しみにしております」と多くの方が応援してくださいます。

だから、私はがんばります。

なぜ私がこんな目に?とは思っていません。テレビや雑誌に出させていただく私は、このホームページや今後も色々な取材を受けたりしたときに、このことを伝えてこうと思っています。なぜか?それは、私以上に悲しく苦しい思いをされた方々が「言ってよ!言ってよ!しっかりやってよ!やってよ!」と言っている声が背中から聞こえる気がするのです。

小さな私ではありますが、今回のことでどんな役割が果たせるのか?悲しい思いをされてきた方々のために、また今後このような悲しい事件が起こらないように、お役に立つにはどうしたらいいのかを、専門家に相談しながら考え、いろいろな準備を進めております。

でもね、いい経験ができたと思ってるわ。だって、警察官6人ぐらいに連行される人の気持ちを味わえたのよ。これは頼んでもできることじゃないわよね。連行される途中で駅にいる人々は「あら?吉川さんじゃない?」「どうしたの?」とびっくりしてたわ(笑)。おかしいでしょ?また、ときめきサロンに来てね。詳しくお話するわね。

よし川幸枝

[今月の言葉 目次]

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