【2008年12月の言葉】


”我が人生は道場”

”道場”という字が書きたくて
部屋が紙でいっぱいになるぐらい練習したの、

そうしたら、どんどん綺麗になっていくだけで、
何の意味も無い、単なるお手本みたいな下のような字になってしまったの。

文字

そこでね、自分の人生に置き換えて考えてみたの。
毎日毎日、まさに道場で修業して成長できるようにと、願いながら生きるという生き方を表現したいと思い、
一晩、筆を休めて
「”我が人生は道場”とは、どういう風に生きたいか?」
と自問自答してみました。

道という字は人の首を載せて運んでいっていますね。
そこで私は、どんな風に自分の人生を運んでいきたいのか?と考えてみたら、
竜に自分が乗るがごとく、どんどん上昇して天まで届いてみたい!と思いました。

そういう字を表現したらどうなの?と思って、
竜の絵の上に、首を乗せて描いてみました。それがこれです。

竜を書いた文字

そしたら、
「あ!!これこれ!私が表現したかったのはこれよ!」
と思ったの。

そこで、すぐにこれを字に置き換えたら、
このような二つの字になりました。

最後の文字

最初に書いたのと全く違うでしょ?
同じ人が書いたと思えないほどでしょう?
最初の字は100枚も練習して書いたのに、後の字はたった1回ずつ書いただけなのよ。
後の2つの字は、勢いもあるし、個性的だし、
「私は竜の上に乗って、どんどん上昇していくんだ!」という気持ちが見受けられるでしょう?

人生も同じ!
毎日毎日、目的を持って生きる人生と、何も目的を持たない人生とはこれほど違うのではないでしょうか。

よし川幸枝

PC版の「2008年12月の言葉」ページでは”自然の力が作ってくれた命”のお話で、山形のかやの実とオレゴンでのオーブの写真を掲載しています。

そちらも、是非、ご覧ください。


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