【2007年7月の言葉】


「本当の愛の強さとは」

よくテレビなどで私がラッキョウや、梅干を漬けている、そうして、煮物をしたり、ぬか漬けをしたりしていると、さぞ珍しそうに取りざたされる。
そうして、すごいね!と評価される。おかしいでしょう?
女性としてごく当たり前どころか、普通レベル以下のことをして評価されるとき、とても寂しい。
こんなことができなくなってしまったのかと思う。

今月はひとこと。

いつもは元気づけだけしゃべる私だけど、
一人ひとりがもっとレベルアップして、こんなつまらないことで評価したり、驚くようなことにならないでおこうよ!と思う。

それはきっと私だけじゃなく、同じ思いでいる女性も多くいるでしょう?いると思うよ。
逃げたり、いい訳している生き方に対して、憤りを感じないことは、先輩としていけません。
「仕事があるから、忙しい、忙しい!」と逃げないでよね。女性は!
将来ある後輩に対して、申し訳ないでしょう?
元気になるということは、自分を見直すことにあるから、見直してみてよ。
元気になるよ、きっと。

自分が何かやり切ってないなら
今一度見直して!
「やれない」など絶対に思わないで、もう一度やってみようと思ってみたら元気になるよ。

小さな事でよいの。
そんな小さな事の出来上がりが、自信と元気を作り上げてゆくものね。

大きな事は誰でもやってみようと思う。
小さな事を見忘れがち。
小さな事の見直しの重ね重ねが大事になるのね。
自分の見落とした力を拾って、元気になろうね。

梅を漬けない、ラッキョウを漬けない、ぬか漬けもしない、そうして料理もしない娘たちに、母は一生懸命作って持って行ってあげてよ。
死ぬまでね。
「こんなもの要らないわ」と言っても、持って行ってあげるの。
そんな甘やかす愛も強い愛よ。
貴女が死んだら、その子たちは一生懸命貴女と同じことをするようになるの。
それが本当の親の厳しさであり、教育よ。

「親の背中を見て育つ」という背中は、親が死んでから見えてくるもののことを言うのですよ。

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(C)yoshikawa